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1988 続:外苑西通りから成層圏へ 

STRATOS HELMET


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製造 イタリア・ビタローニ社(Vitaloni)

帽体 ポリカーボネート(無塗装)

内装 一部本革(両顎側面パッド)

シールド レプリカ品


LANTIA STRATOSと共に発売され、Bellを一気に古臭く見せたた当時のヘルメットの急先鋒。80'というよりも70'テイストのデザイン。

当時セパ・ハンのダンストール・ホンダにストラトスヘルメットはカフェレーサーの憧れだった・・・・

レース界ではアルツゥーロ・メリザリオ(Arturo Francesco Merzario)が愛用していたのが有名。

尚、ヘルメットにはデザイナーとしてベルトーネ銘が入っていたと思うが記憶がおぼろげ。

またヘルメットと同時にストラトス銘のクロノグラフも発売されていたはずだが現在では調査不能だ(当時カーグラフィック誌に広告が・・・)


この個体は元の持ち主である井荻の某バイク店のオーナーを拝み倒して購入したが、残念なことにシールドバイザーが無かった。
仕方が無いので市販のコンペバイザーを切り出して製作、何度か使用はしたもののさすがに頭部保護帽体としては信用がおけず置物に・・・

その後、dartride氏に拝み倒されて売却したが、最後はdartride氏からとあるコレクターに高額売却されたという。

・・・・実は幡ヶ谷のピザ屋のマスターも一個持っているらしい。




2009.6.6 記事更新!!

コメントで山本さんから疑問があったようにこSTRATOSヘルメットは、私なんかより4~5歳上の世代のマストアイテムだったと思います。

70年代後半のカーグラフィック誌の記事でも記者が被っているシーンがありましたので転載します。

まずは、HONDAが国外で販売していた超小型バギー 「オデッセイ」のインプレッション記事より

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なお オデッセイ自体については僕も良くわかりませんので興味のあるかたは調べてください。
(ちなみに ホンダ オデッセイで検索かけてもうまくいかないかもね  笑)


お次はなんとカーグラ誌でバイクのインプレッションをやった時のもの

NCR DUCATIと輸入まもないPANTAH500の試乗記事からこれまた転載です。

手前のNCR-RACERのライダーはベルですね、 で後ろのPANTAHのライダーが・・・STRATOSです。
*それにしても疾走感溢れるこういう写真は格好いいですねー
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PANTAHのアップ
シールドに貼られた[CIHPARG RAC] がやってますねぇ(逆さ文字)
しかしSTRATOSは当時の超現代的なPANTAHのデザインに見事にマッチしますがな。


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そして最後は我らがヒーロー! A・Merzarioが1976年のF1-日本GPで被っていたSTRATOSです。

中央下から二番目です。判りますよね! シールド浮き上がり防止ホックのついたレース用のシールドが付いています。
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折角他にも面白いヘルメットが写っているので、そのカーグラ見ながら少々説明を加えておきましょう。

左上から
眼鏡を掛けたグリーンのヘルメットの方は、ラリー・パーキンス(AUS)英国系なのかグリフィンですね。
グリフィンは二輪ライダーでも人気がありましたっけね。

下へ
カルロス・パーチェ(BR) 彼はベルのようですね。 超ウルトラ級のヤサ男です彼は

さらに下へ
赤いAGVは、ビットリオ・ブランビッラでF1界ではクド顔イタリアンでしたね。

POLOR って入った青いベルは、これまたロニー・ペターソン 涼しい顔のアンチヒーロー的ハンサムボーイでした。

真ん中の列の上から
まだアゴ紐が付いていた時代のGPAはジャン・ピエール・ジャリエ いかにものフランス人

その下の赤黒のAGVが ぬぁんと日本の高原であります!  お洒落〜〜。

で、下の白いベルに赤いピンストライプがアラン・ジョーンズ(AUS)
高原とアラン・ジョーンズって何となく顔が似てると思いますが、それもその筈で同じサーティースのチームメイトだったようです。

で、、STRATOSのメルザリオ(なんか火付けると燃えちゃいそうな小柄なテンガロン・イタリアン)

変わったバッテン状のマークに付いたベルはビンダーという選手です。。。。

右列上
グリーンのGPAはハンサムフレンチの代表格ジャック・ラフィットですね。この人役者みたいで好きでしたね。

シルバーと赤の好きなデザインのベルは、やはりファンだったジョン・ワトソン(GBR)です。
ロイヤルシェクスピアーで演劇出来そうなくらいのハンサム男ですが、この時はペンスキーチーム。

そして、黒赤逆転のAGV被るのは元祖”クド顔ブラジリアン”のエマーソン・フィッティパルディチャンピョン親爺であります。
優しげで涼しい顔の同郷カルロス・パーチェの対極に値するヘビーフェイスで、後にネルソン・ピケにクド顔ブラジリアンチャンピョンを譲りますが、
アイルトン・セナでまた涼しい顔チャンピョンに戻りますね。

変な形の星のついた青いヘルメットは珍しいイタリア製のボエリで、じゃドライバーはイタリアンかと思えば実はハンス・シュトックのようです。

最後の凛々しい目線のドライバーは、長谷見です。 とうぜんショーエイですね! 国産バンザーイ!!


ってことで少々クド説明になっちゃいましたが、終わります。
尚、この中には現在天国で走っているドライバーも沢山いらっしゃいますので、、、合掌

それにしてもフィッティパルディ親爺 くどいねぇ・・(1976は既に自分のチームを持っていたけど低迷中でした)
by coolys1 | 2009-06-05 17:15 | Equipment | Comments(6)
Commented by 山本 at 2009-06-05 23:08 x
ん〜
これ、知らんかっとんてんちんとんしゃん。

全然知りませんでした。
Commented by coolys1 at 2009-06-06 12:38
山本さん、私よりもさらに年上の世代のメットです。記事を更新しましたのご覧下さい。
Commented by dartride at 2009-06-06 23:35 x
その節はお世話になりました。AGVもなつかしいですね。
仕事さぼって光輪ヘルメット館に行きたくなりました。
もうないか・・・・
Commented by coolys1 at 2009-06-07 20:32
ははは 儲けましたね。 
彼はまだきっと大事にコレクションしているでしょう。
行くべき処へ行ったということでしょうね。

光輪 懐かしい 若林社長はみるからにごうつくでしたね。

Commented by GULFTECH at 2010-10-11 18:56 x
なつかしいー 当時 かぶってましたよー サイズが小さくて難儀したわー 値段も高くてーーー スバラシイナー 持ってたらよかったわー
ほら カーボーイHATのイタリヤーF1ドライバーの 何とかが前見えてないよねー  欲しいなー たぶん 今かぶったら 前見えない ゴミやけどね
Commented by coolys1 at 2010-10-12 18:02
メルザリオこれ被り、フェラーリ312PBに沈み混むように乗って
コルシカ島でチームメイトのイクスを追い回したんです きっと。
内装の皮が非常に上品でしたね。 被ると確かに妙にちいちゃい・・


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