FIAT 2300Sクーペ
イタリアはマーキューリー社のモデル。
プアマンズ・フェラーリと呼ばれたらしい、60年代のフィアットの高級大型クーペもちゃぁんとボンネットは、逆アリゲーター開き。
ダイキャスト製の彫りの深いエンジンルームは、しっかりとOHV6気筒、(ツインキャブ)クロスフローを再現してあって喜ばしい。
このFIAT2300クーペは、かのポール・フレールも気に入って自家用に乗っていたとかで、「音もフェラーリに似ている」と言ったとか。
マーキュリー社のミニカーだが、
本物の車としてマーキュリーが日本で商標登録されていたので、日本では正式には輸入販売できなかった。
ついでに書けばFIAT2300Sが現役当時の日本といえは、このような高級GTクーペは存在しなかった。。
友人が朝、ゴミ捨て場で拾ったという、この個体はもはや「THE JUNK」というべき状態だけど、
当時イタリア国内でポリトーイと覇権を争っていた頃のマーキュリー社の高品質がかいま見られる貴重なブツだけに、少しレストアしてやりたいとは思うのだ。
でもいっそこんな感じにしてやるのも面白いかな?
Mercury FIAT 2300 S No 23 1961 (made in Italy) 1/43