くれくれタトラ

チェコスロバキア時代の、戦後VIPセダンとして60年代から90年代まで君臨したTATRA603シリーズと613シリーズ。

大好きなクルマのひとつです。 T603は日本にいたとの噂もありましたが(チェコの外交官が乗っていたとか?)

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イタリアのヴィニャーレがボディデザインした後継車T613はさすがに排気規制の厳しくなった日本では走っていなかった。

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なぜなら603も613も空冷のV8エンジンだったから!! さらに大型セダンでそのエンジンをリアに載せるという奇抜っぷり。 イタリアの小型車じゃないんだからね。

603のご先祖戦前のT87のエンジンルーム 左右に配した予備プラグが洒落てます。
なおT87は、当時世界を驚かせた超最新空力ボディのセダンとして自動車界に名を残す名車ですね。(ナチスドイツもアウトバーンで使っていたとか)
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一方こちらはインジェクション化された、ほぼ最終型ちかい頃のT613/4のエンジンルーム。
ポルシェにような強制空冷ファンが見えます。
まぁ ポルシェも立派に空冷6気筒RRのスポーツカーを作っていたのですがね。。。(実際は、ほぼ油冷そしてのちに完全に水冷化されるけど)

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欧州広しとはいえ、ど変態エンスーの存在するイギリスがこのT613の最終市場であったようで、
本国では、独逸車に蹂躙され、誰も見向きしない時代遅れの空冷V8RRのセダンは彼の地向けの右ハンドル仕様まで作られていたようだ。

晩年にはかなり英国人好み?にMCされていったT613。。。。。。。 感無量ですね 笑
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さらに最終型のT700(完全英国向?)は、
趣味的英車と東欧ノスタルジーの悲しいまでの融合=化け物になっちゃてますね。辛い形です合掌

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ところで、たしか80年代終わり頃のチェコスロバキア時代にこのタトラT613のエンジンを使ったスーパーカー計画があったようで、
ちょうどCG誌が取材をしていた記事が記憶にあるのです。

記事だとまだモデルとシャーシ・ボディくらいしかなかったようだけど、そのデザイナーのお宅まで行った熱心な記事でした。
(そのデザイナーの息子が日本の試作RR戦闘機「震電」の大ファンだったというオチも面白かった!)


そういえば、あのスーパーカーTATRA MTXはどうなったのかな?と思い色々検索して出てきたのがこの画像。

元気に走っている!?
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英文のサイトがないのでよくわからないんだけど、時代を追って細部の異なるランニングプロトタイプが3台ほどあるらしい。(残っている?)

このMTX、RRなのかMRなのか一瞬よくわかないけど、ボディは大きめでちょっとジャガーXJ220のような趣で悪くない。

おそらく、すごく寝たサイドウィンドウは嵌め殺しで最後まで開閉できる機構ができなかったんじゃないかなぁと思う 笑

レースっぽい仕様も? (いいホイール履いているのはチェコになってからかな?)
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黒ボディの走行ビデオ。黒はおそらく最終型の3台目か?(ACなんかもついてるし)



エンジンルーム開けるシーンで確認できるけど、リアアクスルをV8エンジン下に配したRRのようだ。(ちょうどFerrariBBのような)
やはり基本は613のユニットをそのまま流用したんだろうね。

ホイールベースやコクピット配置からいえばリアアクスル前に縦置きで12気筒エンジンが楽に納まりそうな雰囲気だが、
こちらの試乗ビデオだとシートの後ろは広大なラゲッジスペースになっている(あと燃料タンクかな)



なにはともあれミニカーくらい出ないかな? KESとかマトリックスとかでね。
by coolys1 | 2014-08-31 08:48 | 伊太麗利・尽癖利 | Comments(0)


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