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妄想自動車メーカー1977-1979

好きな車のイラストを描くうちにはまるのがコレ!

自分の自動車会社。  

もちろんこの世代だ。 大衆車なんか作らない、夢のスーパーカーメーカー。

で、20~21歳くらいの六泉寺が夢想したそのメーカーで一番古そうなのはこれ!

社名はどうもコラウム=CORAUMというらしいが、ネーミングの出所は全く不明というか記憶になし。

CORAUM ROMIYET 77というGTカーだが、コメントを見るとどうも計画倒れのようだ。
なぜかというと ホイールベースは決まっているが、全長と全幅が??になっている。

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本人の妄想によるとコラウムというメーカーは、1971年には存在していたようで、
その頃にあったロメットという最上級車種が6年ぶりにモデルチェンジしたということになっている。
限定生産から通常販売モデルになり、さらに20%も値下がりしたとは、一体なんということだろう。

コンシールドタイプのワイパーシステムや5mileバンパー装備等 アメリカ市場を意識したモデルだったようで 
3.6Lから290HPを出すという新型V8エンジンも気になる処だが、描いた本人が何もかも忘れているのでいまさら調べようが無い。





そして、CORAUM ROMIYET77は陽の目を見ないまま? 

新しいメーカーELRA つうのが妄想から現れるのである。

ELRA-ROMETY

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ROMITY77から基本コンセプトを引き継いだ、V8エンジンを前車軸の後ろに詰め込んだ2+2のGTカーだ。
エンジンの表現されたボディ断面図から推測するとどうやら、ギアボックスを駆動軸側に置くトランスアクスル形式のよう。
つまりアストン・マーチンと当時のフェラーリデイトナを混ぜたパワートレーン配置かつ、V8の全長を生かしたコンパクトな車体のようである。



当時のノートから発掘されたスケッチではELRAには、なんとリムジンも計画されていたようだ! 
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車名不明ながら完全なショファーカーで、これは当時のイソ・リヴォルタやクワトロポルテなんかよりむしろRRなんかに近いコンセプトのよう。

アストンマーチンを引き合いに出すまでもなく、間違いなくパワートレーンはROMETYと同じV8だが、さすがにギアボックスはフロント側だと思われる。

護衛をいれて5~7人のキャビンは大きいが我ながら旨くまとめているのかな? ラゴンダやリンカーンを混ぜこぜにしたようなスタイリングだ。


一方、インテリアを夢想したスケッチも残っていた。
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護衛席の中央はお約束のバーカウンター。 冷蔵庫に大きめのTVが描かれている。 さて誰が乗るクルマだったのか・・・・



で、ELRA発表後? 数週間も経たずして現れた脳内新興メーカーがNOOS

箱型セダンタイプのNOOS INSAT-III (S,SR)

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アメリカ市場を意識していた、CORAUMやELRAと違い、完全にヨーロピアンなクルマづくりに大変換してしまっている。(なにが起きたのか!?)

エンジンもV8をやめてボクサー4気筒! 
FRで、どうも当時アルフェッタから影響を受けたド・ディオン&トランスアクスルを堂々と踏襲しているのが面目ない 笑(しかもインボードディスク!)

本当にこの頃の自身の理想のクルマがアルフェッタ(GT)だったのがよく判る (いや判りやすすぎ・・・)

イラストはおそらくSRかな ボディデザインはFIAT131ラリーの単なる模倣にすぎないのだが、、、、、



このNOOSには結構入れ込んでいたようで、同じパワートレイン配置でクーペも用意されていた。

それが、CUGEL BULLIT-S
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当時好きだったVWシロッコを夢想発展させたクーペのようで、これもひとつの理想形だったのだろうか?
ボクサーエンジンでウィッシュボーンなので、街中ではステアリングはあまり切れなかったに違いない。

妄想コメントにある通り、このCUGEL BULLITにはさらにホットバージョンのSTRもあって

こんな感じだったらしい。 ターボ装備のGr.5風のボディだが、現代からみると性能はあまり過激に思えない。
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STRの後 NOOS社の脳内プロジェクトは意外な展開をみせる。。。 

それが

Kirar Plassic と呼ばれた(自分で呼んでただけだが)スーパーカープロジェクトだ!

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ツボにはまったボクサーエンジンはいよいよ6気筒になり、ターボ加給された2.5Lは240HPを絞りだすし、
そのエンジンもミッドマウントになったのだから来る処までキターという感じなのか??

上のイラストは実は縮尺1/43で描かれていて、六泉寺はどうやらこれをミニカーで実現しようとしてたふしがある。
なので、車体諸元もかなり細かく設定されているのだが、どうしてATやパワステが計画されていたのは今も不思議である。

側面形はなんとなく、ベルトーネの「ナバーホ」や「シビロ」を連想させるが、後に出るステルビオやNSRの雰囲気もあるのが面白い処だろうか。

えらく 車体の低い図。 正面図はなんとなく側面図とは整合性がとれてないようで、フェラーリ308のようだ。
ツインチューブラーフレームでラジエターハウジングを兼ねるなんて描いている割にフロントには堂々たるグリルがあるのが可笑しい。
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いずれにしても、横に立つオッサン(自分か?)は理想のクルマを前にして嬉しそうではある。

*結局このKirar Plassicの1/43ミニカー計画はなにかの理由で頓挫し、、


その何ヶ月後かに妄想ノートに現れるのは、スーパーカー。 FINGER DOLL

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こうなるとNOOS社の製品なのかも不明だが、飽きてきたのか、コンセプトもスタイリングも当時大好きだったVECTER-W8の未消化の上、クリソツ丸写しである。。。

ミッションももはやAT3段だし。

リアスタイルも描いているので、それなりに入れ込んでいたのか? 
でもパンテーラやストラトスをないまぜにしたスタイリングに自分の妄想の限界を見たような後ろ姿ではあった。
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そしてさらに時代は遡り 脳内妄想の世界はさらに続くのだが、、それはまた今度ね。
by coolys1 | 2015-12-15 23:31 | Heritage | Comments(0)


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