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引き渡し前夜。

イスもはいっていないし、意匠的に大きな意味を持つ造作物ががまだ
付けられていないので、ちょっと最終イメージと違う。
右側の棚には焼酎がどっさと並ぶのだろうが、オーナーによると本来は昼の営業の
イメージが先行したコンセプトであった。

設備の条件が悪い物件なので、未解決の問題もいくつか抱えており頭が痛いのだが
ハードな仕事は山を越えた感じはした。
(オープンまでの数日間はまだまだ仕事は多いので、これからが本番とも言える)

峠_b0058021_2147497.jpg



ところで私は引き渡しが終わったり、オープンしたりして肩の荷が少しおりたら
家に帰り、家族が寝静まってから、酒を飲みながらヘッドホンで好きな
音楽を1〜2時間聴く癖がある。

そのときに聴く音楽は、けっして癒しの音楽ではなく、リズムやビートのはっきりした
曲や野太い男性ボーカルが多い。 

内装業の現場は凝縮していて、まさしく「俺達に明日はない=あるのはオープンのみ」というノリでまるでお祭り騒ぎ、(故にレジデンスとは一線を画すのだ)

そんなお祭りのまっただ中に2週間以上いると、異常に高まった高揚感や連帯感とは
裏腹に妙に醒めた自分がもうひとり出てくる感じがする。そんなときに癒しの音楽を聴いてしまうと、とことんまで落ちるような気がしてしまう、だから聴けない。
もっとガンガンと男に吠えられたいのだ。

ということで、私の峠越えミュージックの定番歌手は自然に「ジョン・ハイアット」
となるのだった。





まったくもって思いの外の選挙結果になりつつある、午後9時50分。

郵貯や簡保にあんなに金がある訳が分かった気がする。
by coolys1 | 2005-09-11 21:52 | 仕事道 | Comments(2)
Commented by haluoxin at 2005-09-12 01:42 x
わかりますな〜その感じ。バブルが崩壊するまでは大半の仕事が店鋪設計と展示でしたからね。
まさに無制限一本勝負でした。この頃当時を思い出しながら気に成っているのはアスベストの件です。
現しのお店が流行った事もあって、何件マスクもせずにこそげ落とすのに立ち会った事か。
ああっもうやばいかも。たばこより全然やばいかも。
Commented by coolys1 at 2005-09-13 08:54 x
アスベスト・・・ヤバイです。 私もそうとう立ち会いしています。  業種的には昔からの床屋さんがアブナイですが

狭い店舗だと視察にきた施主や関係者もアブナイですね。

そういった情報を早くからつかんでいて、中皮浮腫はガンではないとガン保険の支払い対象から外していた、保険会社は偉いというか
なんというか。
(最近の保険ではカバー出来るものもあるので要検討)


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