年末のご挨拶。
年輩の老経営者に挨拶にいったら、後継者の問題で
悩みや半分愚痴を聞く羽目になる。
五十代半ばにもなって社員感覚の抜けないという後継者の
感覚の甘さに嘆いておられたのだが、下積みが長すぎるのも
良し悪しなのだなぁ と人ごとに聞いているうちに、
はっと思う。
言っておられる内容が私に対する訓戒に聞こえてくるのだ。
ああ親父の説教を聞いているようだ、いや畑違いの親父からは
こんな話は聞けない。
好きな仕事のウラで嫌な仕事を引き受ける人が必ずいる。
浪漫は常に必要だが地道な努力と裏方の奉仕がそれを支えている。
仕事とはいえ、経営について勉強させて頂ける自分は幸せ者だと
思った年の暮れだ。
趣味の世界での掲示板の書き込みなので
とやかくいう必要もないと思っているが
自分だけが期待する商品のラインナップがその会社にないといって
その企業の経営者(陣)をネット上でバカ呼ばわりする方がいる。
確かにその一カテゴリーだけならばそう言いたいかも知れないけれども
ユーザーが望んでいるので儲からないけど作る。だから儲からない分
給与を一月待ってくれでは社員は直ちに困り果てるし、社員が財産の会社の
存続も危ないだろう。
毎月、何千万いや何億のも現金を給与として、遅滞なく支給
できるスキームを維持できる経営者(陣)はけっしてバカでは成り立たない。