人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Xの悲劇

およそ一年半ぶりにR12ガスを満たす。
家の近所の電装屋さんに前々から相談はしていた懸案だったが、
入念な真空引きによってか、今回はスムーズに3本ものR12ガスを吸い込んだようだ。
(結果、外気温 摂氏24度の26日、吹き出し温度は、なんと”5度”であるという!!)
Xの悲劇_b0058021_23403334.jpg


BXのエアコンを直すことほどむなしい行為かつ無駄な行為はないと言われる。
(それはPENTACON SIXの巻き上げトラブルを直すよりもだ)

それでも自分のBXには少なくとも新品のコンプレッサーが
フロントアクスルより前方に無用の介として重り代わりに載っているし、
問題児のドライユニットも、そしてそのお陰ですぐに病弱のエキスパンションバルブも
現在は新品でなのである。
Xの悲劇_b0058021_2342667.jpg


閉じられたサイクルの中での冷媒消失は地球環境の悪化に貢献するばかりでなく、
それは一流の密室殺人事件の舞台でもある。
このフランス発のミステリー小説は、最初から登場人物のほぼ全員が
限りなくクロであると判っているのだが、動機と連鎖が複雑に絡み合う疑心暗鬼の中で
その由緒あるパリの家系を何代にもわたって貶めているのだ。
それでも私はここ8年間に大枚の捜査費と日数を割いて上記の3人ほどは無理矢理
シロにしたという訳。

残されている容疑者はもうMr.ホースとMr.コンデンサーとMr.エバポレーターだけである。

この三人をシロにするということはエアコンシステムのほぼ95%を新品にするという
話しになるのだが
さすがにその捜査費は途方もないもので、じゃあ!とめくら滅法逮捕・更正するわけには
いかない、

それでもこのBXにまつわるジャベル家の家系を幸せにするためには
どうしても解決をしなければいけないことだろう。  

いつも蒸し暑い雨降りの季節に起こる悲しいものがたり・・・・・

直すために、どこかで漏れている筈のR12を入れなければならないという矛盾に
葛藤はあるのだが、
このミステリーの結末をはっぴぃえんどで迎えたい気持ちもつよい。

とりあえず、今日は涼しい・・・あたりまえであるが至極カンフォタブルである。   

Xの悲劇_b0058021_23424052.jpg

by coolys1 | 2006-06-27 23:45 | 仏車利 | Comments(3)
Commented by 酔之字 at 2006-06-29 03:41 x
亡父のフランス娘もヤンチャでした。
Q・Vさんちと同じ家系でしたけど。

予定調和的な、はっぴいえんど=ハーレクインロマンスは、
やっぱ日本娘なのでしょうか。

実は、車オンチ。
Commented by flarist at 2006-06-29 12:36 x
まだまだ、 甘い甘い。

ぼくのなんて、購入当時から残っているのなんて、
プロペラシャフトとリアブレーキディスク、キャリパー、
あとは左右のシートくらいなもんです(笑
Commented by coolys1 at 2006-06-29 22:43
いや、そこまでは・・・笑

でも自分のBXをヤフで部品売りしている人がいて、
最初のウチはイイ部品が出るんですが、分解しているウチに
だんだんとしょうも無くやるせない部品のオンパレードになってくるんですね。  最後はモノコック骨対が残るのかなぁ・・・

本日は30度でしたが、AC快適でした
(それでも国産車ほどは効かないが・・・・)


<< Mid town S・P・E・C・ E・M・E・... >>