金山寺納豆の季節

使っていた麹屋さんが廃業したとのことで、
今年はあきらめていたのだが、突然たっぷりと送られてきたのだから堪らない。

さっそく酒膳の用意。
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地元掛川では俗に「金山寺納豆」と言われるが、甘さは全くなく
味噌よりもいわゆる醪に近い。(醤油の元のような)
米麹とのマッチングや気温、熟成環境で味が大きく変わるデリケートな食品で
義母が嫁ぎ先で姑に習ってから、満足に作れるようになるまでに
十年以上かかったそうだ。

義母のは米麹、大豆、麦の他に茄子、生姜、紫蘇の実がたっぷり入っていて
いわゆるモロミとはひと味もふた味も違う、辛口かつやや麹臭い癖のある味わいであるが
そのあたり一旦慣れてしまうとやみつきになる旨さでもある。

麹の入手困難で今年は作らない予定だったが、毎年楽しみにしている人々の
熱いリクエスト!に負けて遠方の麹屋さんに米麹をもとめて、作ってくれたそうだ。
(本人としては使い慣れない麹を使った故に不出来であるというが)

本当は、日本酒でやりたい処だが、あいにく切らしていたので
黒糖のお湯割りでさっそく晩酌。黒糖のほんのりとした甘みとバランスがいい。
台所の鍋には妻が炊きあげた筍があったので一緒に頂く。

この「金山寺納豆」
こうした酒の肴としてもいけるが、本当はお茶漬けにして頂くと最高に旨い。
(もちろんお茶受けにも最高である)
by coolys1 | 2006-11-16 00:01 | 尼酒道 | Comments(2)
Commented by soave at 2006-11-16 00:32 x
金山寺納豆、未食です。発酵食品に興味津々。
最近焼津までは行きましたが・・・。
器も素敵ですね♪
Commented by coolys1 at 2006-11-17 13:52
大井川が分かれ目のようですね。

郷土&思いっきり家庭の味、家ごとに味が違うようですね。
なのでなかなか市販されていないようです。
参考
http://nipponsyokuiku.net/kenko/17/005/aji2.html


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