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結局 ワイヤーゴトク

連休前半、夜な夜なゴトク作り。
スタイリッシュな風防を兼ねたプレート式を検討していたが、結局シンプルなワイヤーゴトクに
落ち着いた。 なにせ軽量かつ軽便である。 

その名ズバリ 轟徳寺 !

結局 ワイヤーゴトク_b0058021_1236423.jpg


左端はHOUR GRASS用のチタンロッドゴトク(生チタン 2mm)
右端はチムニー用の真鍮ロッドゴトク(HOUR GRASS用の真鍮バージョンなのだ)
そして真ん中は、グイノミくん専用の真鍮ロッドゴトク(2mm)

全て、stove本体とのスベリ止めと断熱を兼ねてロッドの一部にシリコンチューブを嵌めてある。


生チタンロッドは強度/重量ではパフォーマンスが高いが2mmφくらいでこのくらいの使用量だと
あまりそのアドバンテージが出ない気がする。(加工がしずらいし・・・お値段が・・・ハンズで1m  ¥750!!)
中心の合流部頂部には各種アタッチメント用として汎用アンカービス(M3)を付けている。
(たとえば サイクロン発生整流板とかの取付用に・・・)
結局 ワイヤーゴトク_b0058021_12435816.jpg

それにしてもチタンの焼け色はなんともいえないねぇ。    ウットリ 

その裏側
3本のチタンロッドの固定が難しい為、銅パイプとナットを半田付けして挟み込んでいるカタチ
もちろんチタンに半田は効かないので、多少可動する。(故に本体に嵌めやすい<<怪我の功名か  笑)

結局 ワイヤーゴトク_b0058021_12514126.jpg



こちらはほぼ同形状で真鍮(ブラス)に材料変更したもの
試作なので半田付けで固定してあるが、本来ならば銀ロー付が望ましい。
しかし構造上、常に空冷状態!?にさらされるので絶対強度以外では、半田付けでも大丈夫だと思う。

結局 ワイヤーゴトク_b0058021_1256945.jpg


もっともこのチムニー型だと下方からの予熱が必須なので、予熱時の熱で
溶解する恐れはある・・・(HOUR GRASSならば中間部予熱なので大丈夫。)


グイノミくん用
これも真鍮製だが、試作は半田付けである。補強プレート替わりに丸ワッシャーを・・・
これも最終的には銀ロー付が望ましい。 シリコンの断熱効果に正におんぶに抱っこのコンセプトである。

結局 ワイヤーゴトク_b0058021_1321593.jpg


これは空冷効果が望めないので、燃焼テストをして半田がメルトダウンしないか
試してみた。
結局 ワイヤーゴトク_b0058021_134638.jpg


直接、炎にさらされるゴトク先端部ではあるが、適当に放熱されるのか、懸念されたメルトダウンは起きなかった。
シリコンチューブのおかげで、燃焼中もシリコン部ならばぎりぎり手で持てる温度である。(それなりに熱い、手袋要)
ロー付けの選択はやはり実際使用時の強度・耐久性の部分で出るだろう。現地で壊れると非常に困るし、第一使用中に壊れたら惨事である。
(しかし手間、工程でいうとロー付けは半田付けの数倍めんどくさいし、材料、熱源コストも多く掛かる)


ところで、このグイノミくん、2号機である。(試作は0号機)
実はこちらによく書き込んで頂ける、ボブ喜屋波氏 *注の依頼で作っているブツで
屋外での中国茶の野点に使いたいと言われている。ということで1号機よりも内部燃料搭載量を増した仕様。 

ボブ喜屋波氏 

ボブ喜屋波と書いてロバート・キャパと読ませるらしい。ほかに酔眼亭、酔之字、人間四ッ角
等々多種多様なHNを使い分けているが、実体は私が、絶対超えたくないオヤジ駄洒落の師匠である。 
また六泉寺 兼行の幻のカメラ演歌「新宿中古みれん道」の作詞もして頂いたという、まさに酔もとい粋人。
私よりいくらか年配なので、貴重な左翼闘争経験もお持ちらしい・・・・そんな大先輩なので、
いかんせんライトコーラの缶が氏の好みにあうかどうか心配である、やはり酒缶が良かったかな・・・・・・  

作り直すか。

完成したら 名称はグイノミくんではなくて「酔呑みくん」になる予定  笑




休みにこんなことやってると

どうも背中に冷たい視線を感じる。 まぁそれは絶対に錯覚なので気にしないのであるが、
机の上がいつもこんな状態になる。金属加工が伴うので、これにさらにドレメルや半田コテも増えるし・・・

結局 ワイヤーゴトク_b0058021_13564152.jpg


ここではミニカーの撮影を行い、カメラ/レンズのメンテもするし、藤沢周平も読む。(パソコンは置いていない)  
たまに愚息が自分の机を放棄して珍しく勉強することもあるので、作業が終わったら常に片付けないといけない。
こうなるともうこの先、レジンミニカーを作る隙もないのかな  笑

しかし休日に、ここで久保田麻琴と夕焼け楽団なんかを聞きながら、好きなことに没頭できるのは幸せなひとときには違いない。
(工作していると見せかけて、実は一人でホテイの焼鳥缶で一杯! なんてのも結構、嵌る場所なのだ   注:焼鳥缶は冷やのまま<匂うから  笑)
by coolys1 | 2007-05-01 13:32 | GAS STOVE | Comments(6)
Commented by T-z_stove at 2007-05-01 17:21
創り慣れてきましたね。綺麗に仕上がっていますね。
それぞれの五徳も良い感じ。
名前も洒落ていますし

ところで質問です。
一枚目の写真のバック紙は?
奥と手前のテカリ具合うらやましい。
紙じゃない腕?
炎のブルーの色も違うしな~
いいなあ!
Commented by ボブ喜屋波 at 2007-05-02 01:53 x
「酔呑みくん」
いんやぁ良いではないですか。
本日お話には伺いましたが、カッチョええですぅ。
○有泉の価値はありますッ。
あ、いや、チタン製の五徳までなんて、そんなぁ。(笑)
Commented by coolys1 at 2007-05-02 10:19
T-z_stoveさん
バックは東急ハンズで買った、樹脂シートです。
(塩ビ系ではなかったかと)軽く梨地が入っています。 ブツ取りも
殆どこの上でやるのですが、カメラのオート露出でもいい値がでますので便利です。(カメラなんかは特に黒いし) デジカメはオートより
少しアンダー目で撮るのがいいですね。

Commented by coolys1 at 2007-05-02 10:24
ボブ喜屋波さん
チタンはダメです  堪忍して下さい  笑

ゴトクだけで(経費抜き)
時給¥3,000×0.7=2,100+375=2,475になっちゃいます!  爆
Commented by JSB at 2007-05-02 23:50 x
依頼品ということは、腕前が晴れて公認されたわけですから
もう恐れるのは、娘さんの立会い検査だけ? (笑)
窯元の銘が入れてあるほどだから ジシンの程も、震度5強とか(爆)

>サイクロン発生整流板とか、、、、、

カイゼン策もすでに、射程距離に捕らえている!
 危うくなってきた、JSB
よし、奥の手を使おう
stoveデザインコンペの締め切りを、早めにしちゃうぞぅ (笑



Commented at 2007-05-03 00:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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