15年落ちのオチ

960342825

またもや謎の数字ではじまるが、これは愚息のパケ代ではなく、ましてや弊社のボッタクリ?見積金額でもない。

CITROEN BX16Vの生死を決する、ある小パーツの部品番号なのだ。

さる6月17日 AM8:00。その日わが「彗星」BX号は目的地:檜原村に向かう途中、中央道調布付近で
BATTインジケーターの緩い点滅という、見たことも聞いたこともない警告表示に悩んでいた。

これはもしかして3年過ぎたバッテリーの限界か?それとも10万キロ近くでいよいよオルタネーターの寿命がきたか?

「まずは警告灯自身のエラーを疑え!」

哀しいかなラテン車乗りとして、少々情けないトラブルシューティングのスタート地点なので、

最初にメーターパネルを叩いてみる。 Van! Vann! 当然変化はなし・・
次にライトを着けたり消したりして電力負荷の変動を試みるがこれもまったく変化無し。
緩い点滅、クルマの走向パターンにもさほど影響は受けて無い様子。。。。。

このまま突然本線上でエンコして多車に迷惑かけるのはマズイので、途中の国立府中で降りようかと思ったが、
より整備チャンスの多そうな八王子まで辿り着いた方がいいと判断し、いつでも停まれるように左側車線をなんとか騙しだましに走って、
なんとか八王子ICまで辿り着くことができた。

八王子ICから 一般道に降りたところでACを付けてみるが、殆ど効かない様子。
これでもうオルタネーターとACコンプレッサーを回している補機駆動ベルト周りが原因じゃないかと確信した。

ICからは慎重に市内を抜け八王子基地へ無事到着!!  ほっとする。(なにせ近くにはJさんやKさんがいるし・・)

基地で恐る恐るボンネットを開けると、なんと補機ベルトがゆるゆるでテンションが殆ど無く、オルタネーターが
廻ったり廻らなかったりの状態で、なるほどこれなら警告灯の緩い点滅は納得がいく訳だ

この補機ベルトというのは、私のような素人が見ても自然にテンションが緩むことは絶対にありえないということが判る。

それでも、テンション調整に使われるアジャステングボルトを調整してみるが、その調整範囲
ではとっても追いつかないほどの緩みであった。
(外れる一歩手前のベルト自身の状態は幸いまったく良好である)

改めてベルトが司っている補機類やプーリーをじっくり観察すると、一カ所普通でないような部分があった。
これが前出の部品番号960342825にあたるオルタネーターテンションプーリーである。

その場で「彗星」BXは諦めて、檜原村へは基地所属の「震電」ALPINEで出かけることにして
出先から電話でいつものシトロエンのサービス工場に状況を説明、八王子でサービスを受けられそうな工場を紹介してもらい、
夕方同行の友人に手伝ってもらって修理入庫させた。

案の定、原因はテンションローラーの破損によることが判る、高速で回転している部品(プーリー)が破損、跡形もなく紛失しているということは、
部品自身は破損破裂状態でエンジンルーム内を駆けめぐった筈だが、まったくもって幸運なことに他に破損部分はなく
ただただベルトの緩みだけで助かったみたいだ。
(このプーリー&ベルト付近にはLHMタンクがあり、故に油圧系統の配管の銀座四丁目のような処でもある)

さらに幸運なことは16Vは他の(TRSやTZI) BXと違い 命であるLHMのハイプレッシャーポンプの駆動がまったく別の系統であったことである。
もし同一系統であれば、国立ICでのベイルアウトすらも危なかったかも・・・・・・・・・・・汗

さてこの八王子の一見、トヨタの店のシトロエンサービス担当のメカニックさんに早速部品在庫を当たってもらうが、
なぜかコンピューター端末に反応がないという。
インポーターがお休みの日曜日なので週明けに電話で聞いてみるということで、BXはあえなく入院。

そして今日(月曜日はその工場は定休日だった) メカニック氏から電話が・・・

あのプーリー部品は製造中止で国内在庫もゼロらしいです!!

ええーどうしよう!??

メカニックと電話で相談し、とにかく私も自分のルートでその部品を探すことになった。
メカさんは中古部品の調達を考え、深谷のキャロルあたりに問い合わせしたらどうかと勧められたが、さすがに私でも中古は気が引ける部品である。

そうだ! BX16VのD6Cエンジンは実はプジョー製であり、兄弟車の405MI16にも積まれている。 
MI16は95年頃まで生産されていたはずなので、プジョーで部品を探したほうがよりチャンスがありそうだということを私は思いついた。
(プジョーのほうが台数もでているし・・・・)

普段メンテをしているサービス工場はGST系でGSTはプジョーも扱っているのでGSTの担当メカに早速電話し探して貰う。

しかし結局、担当メカからの電話は405用で同じ部品番号では該当無しという返事だった。

たった一個のプーリーでBX16V廃車か? 不安がよぎる   でも中古部品はどうも・・・気が乗らない
まったく万事休すの状態で思い出したのが、当ブログでリンクしていたシトロエン&プジョーの純正社外品パーツを主に扱うお店。

MODERN-SUPPLYである。

HPのBXのパーツコーナーを見ると、ちゃんとあるある!!
その名も「オルタネーターベルトテンショナー」  しかも対策品と書いてある。

対策品???  つまりなんらかの対策を施した品物である。

そうかコイツは壊れるんだ やはりな だから壊れたんだと妙に充実した納得感を覚えながら早速モダンサプライさんに電話!
(壊れるモノとシステムはいずれ壊れる。この悟り{錯覚}がないとCITROENは乗れない?)

そして・・・・・いろいろ・・・・・やりとりがあって、 

部品を八王子に送って頂くことになったのだが、送ったのはこの対策品(¥23760)ではなかった。

M・サプライさんによるとこの対策品も既に製造中止で在庫がないのだという。。。

しかし同機能で汎用部品として出せるパーツがあるのでそちらでどうかということである。  

ただし取付時にオフセット調節の為に細工をしなければならないので、着ける前に説明したいのでメカニックさんに電話を欲しいとのことだった。

クルマの場合ディーラー系の整備工場では純正以外の部品の取付に関しては基本はNO!である
たしかにそうだ、今回のメカニックさんのいる工場はどうか判らないが、そのあたりの事情を話して、なんとか着けて貰うしかない。

なにせもう未来永劫、部品がないのだからねぇ・・・・・    

古いBXをこれからも維持していくには純粋な意味の意地と、純正部品への意地を潔く捨てる、両方の気持ちがいるんだね

はぁ それが 15年オチのオチドコロなのかな。






先日からALPINEの車検証が行方不明である。

ハッと思い。   くだんの八王子のメカニックに電話で聞く

「BXに車検証 ふたつ入っていませんでした?」

メカさん 

「はい、グローブボックスに二台分入ってましたよ。  それにしても二台もマニアックな・・・・・以下略」



スンマセン  ヨロシクお願いします。
by coolys1 | 2007-06-20 19:34 | 仏車利 | Comments(3)
Commented by 山本 at 2007-06-21 00:00 x
大変でしたね。
そうですか、テンショナー壊れますか。
うちのBXもそろそろ10万キロ。
気を付けよう。
実は私も本日M・サプライにメールで問い合わせしてました。
A/Cコンプレッサーの件で。(苦笑)
どうしようかなぁ、でもいい加減やらなきゃなぁ。
今月は修理代凄いことになりそうです(涙)

>それにしても二台もマニアックな・・・・・以下略」
気がつけば同じラインナップ(爆)
Commented by かめ at 2007-06-21 00:06 x
年数経てくると、避けて通れない道ですよね~。

以前住んでた所で、同じ駐車場に停められてた初代レオーネバン4WDが、ブレーキ配管の何処かの部品が欠品とかで、とても綺麗に乗られてたんですが廃車にされてしまいました。

最悪は一品モノで作るにせよ、大いなる情熱とエネルギーが必要になりますね。
Commented by coolys1 at 2007-06-21 18:11
山本さん
ACコンプレッサーも仕様が違うようですね。ウチのは2004年に
新品に載せ替えましたが、その前はリビルト品だったようです。
もうリビルド品はないそうですね。

補機ベルトは大元のクランクプーリーも二年前に替えてます。
これは純正の対策品とのことですが、16Vの弱点のひとつ・・・・

かめさん
>大いなる情熱とエネルギーが必要になりますね。
そうですねー。 とくに駆動系は大変だし・・・
実兄が51年式の陸王でいま悪戦苦闘しています。
(もっとも足じゃぁないので趣味の範疇でしょうけど)


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