日独二眼レフ

Ricoh flex といえばVII型に代表される。「板金フレックス」
が有名で雑誌やメディアでもリコーの二眼レフはこればっかり
の紹介となってしまう。この大ヒットの影でどうもRicohの
二眼レフは安物ばっかりというイメージも作られてしまったようだ。

でも私の持っているのは高級タイプ。

露出計(セレン)がついているし、巻き止め式で赤窓送りではない。
LV方式を取り入れたシャッターも1/500まであるのだから
この他になにを望もうという感じであるが、・・・・・

実は肝心な部分に惜しい処があるように思った。それは
なにかというと、そのレンズの模写なのだ。

テッサータイプのテイクレンズが映し出す絵は私にはどうも乾燥
した薄い感じのものになってしまう。
露出系も案外いい線の値を出してくれるから尚、惜しい
でもこういうさらっとした感じが好きな人もいるはずなので
単に好みの問題なのかも知れない。

しかし、昨年念願のRollei cord vb を入手して撮ってみると、
同じテッサータイプでも写りに相当な差があることが十二分に認識できた。
というかその抜けの良さと程良いコントラストにはまった。

私のRicoh flex DIA Lは1958〜9年製だし、一方cord vbは60年代以降なので
少なくともレンズのコーティング等の差は致し方ないが、cordに追いつけと
毎年新型を出していた(それも安価で)国産二眼レフ業界にはレンズの性能向上
には足かせがあったかも知れない。一方歴史のあるRollei社は一流レンズメーカー
を使える余裕があったのだ、たしかに80ミリより少し画角の広い
xenar 75/3.5の模写は抜群で 兄貴分のflex Fと同じファインダー
は明るく(=見やすいではないけど) コンパーのレリーズの感触も
実に心地よいとなっては、その後の撮影のお供は当然cordと相成るわけで
1kgを越えるRicohは予備役になってしまった。 

置き場所にこまり昨年、2回ほど委託販売で売りに出したが、
さっぱりご縁に恵まれないまま(強気の¥設定も災いして)
委託期間が終了してしまい。
哀れ出戻りカメラになってしまった。

息子の鉛筆削りと並んでひっそりと置いているを見ると、
さすがになんだか可哀想に思えて昨日、久々に使ってあげた。

露出計の値を頭の中で吟味しつつLVシャッターに移しながら
特徴的なシーソー式のデュオレバーでピントを追いレリーズ
する。。。。う〜ん悪くない、いい撮影リズムが保てる、但し
二重撮り防止機構は無いのでその点は注意しないといけない。

ということでこのRicoh flex DIA Lは使いたい人がいれば
適価格で譲ろうかな〜と いまでも思っております。

しかし板金フレックスの10倍くらいの部品を持つこのカメラを
当時¥18000円で売ることのできたリコーって凄い。

b0058021_14152197.jpg

by coolys1 | 2004-11-12 14:38 | DULL.HAZY.BRIGHT | Comments(0)


<< シンギングツリー 難題(私にとって) >>