Giro d' Italia 79'




マイミクのビアンチーノさんがmixiで紹介してくれたGiro d' Italia 1979の映像。

ツールドおフランスとくれば、ジーロでぃタリア これは自転車レースで超有名ですが

こちらのGiro d' Italiaは自動車レースで、この1979年で(近代)第7回目となったようです。

なにせグループ1からグループ5(シルエット・フォーミュラ)までがオラが公道を走るというからイタリア中が沸き返る?ある意味凄いレースです。

ちょうど、このレースの取材記事が80年のカーグラフィック誌に載っていたので、レースの内容を一部紹介します。


Giro d' Italiaは基本は公道レースで、土曜の夜にトリノを出て木曜日の夕方にトリノに戻るという総走行距離なんと2,280kmの中に
各地のクローズドサーキット、ヒルクライム、そして公道のスペシャルステージが入っているという正真正銘のロードレースだったようです。

で、なぜ79'なのかというと、それはエントリーでグループ5カーが! しかもワークスで参戦しているからにほかありません。

主なワークス&セミワークス

ランチア:ベータ・モンテカルロ・ターボ 2台   
     (必勝鉢巻きか G・ビルヌーブやパトレーセが名を連ねる)
     そして数台のG4ストラトスと一台のスペシャルG5ストラトス(24valve)・・・・

ポルシェ:935G5(Twin turbo!! 700hp)&IMSA&ノーマル?の935& カレラ935風など多数。

アルファ:G5ターボ・デルタが間に合わず、G2アルフェッタGTVで(ブランビッラ)

フィアット:これまた謎のプロトSE035(131ベース)のエントリーを取り消し、大改造されたチビ!リトモで参加

ルノー:78'パリサロンで発表されたR5ターボがとうとうこのレースでメジャーデビュー。データ取りの為かドライバーは一人です。

その他 BMW/G5/320、パンテーラ、アスコナ、エスコート、アルピーヌA110(G4&G2)、X1/9、フェラーリ308等
ハコ・バケモノ・チビッコ 皆取り混ぜて100台以上が走ったそうです。

グループ1〜5までと書きましたが、プロトタイプもOKで(R5ターボはプロト扱い)バケモノ車は公道を皆PROVA(仮ナンバー)で走った模様です。

尚、各車の三桁のナンバーの最初の数字が所属するカテゴリーなのでその辺りも注意してみると面白いです。
(G2だと2XX、G5だと5XX、プロトも5XXです。)






この二番目のビデオは土曜夜のトリノのスタートと、どこかの夜間の公道スペシャルステージのスタート風景でしょうか?

G・ビルヌーブがなにやらインタビューに答えていますね。

実はビルヌーブとかパトレーゼはサーキット用のドライバー要員で、ラリーに近い
公道なんかはラリーストがドライブしているらしいです。
(一台に3名までドライバー登録可能。逆に全部一人でも可!?)

興味深いのは#592のG5ストラトスで、ここではG5フェンダーの中に小振りな公道用タイヤを
納めているところがなんか滑稽ですね。
ディーノV6のスペシャル24valveが他のストラトスと音が違うのが判りますかね(ここ大事)

935が大挙するポルシェもシングル・ツイン・ノンターボと同じエンジンながらバラエティにとんだエキゾーストで楽しませてくれます。

それからヒューヒューゼイゼイと、君ぃ大丈夫?みたいな#575のBMW320/G5もあれで完調なんでしょうね、お尻フリフリでスタート。

最初のビデオはおそらく後半のヒルクライムの場面でしょうか、日本では箱根ターンパイクを駆け上がっていくような感じでしょう。
やはり公道を走るツインターボの化け物935とモンテカルロ等のG5カーは凄い迫力ですねー。


さてレースは本命格のモンテカルロが前半のSSで記録が伸びないまま、サーキットでは#599のオバケ935に押さえられ、一日目は935がリード。
(ちなみにデビュー戦のR5ターボはサーキットでギアが合わせられずメロメロ)
二日目は935を押さえてモンテカルロがサーキットで勝利し続くヒルクライムでワンツー! そして公道SSでもいいタイムを出して調子を戻しているようです。
三日目もランチアが調子を上げいよいよ総合ワンツー体勢・・・
そして四日目の二つのサーキットと公道SSで完全にワンツー状態で競技終了しました・・・・・


・・・・・が


Giro d' Italia 79'最終結果

1.ポルシェ935/3.2(G5)  モレッティ/スコン/ラダエッリ 3"56"34"9   #592
2.フィアットリトモ(G2)   ヴェッテガ/デ・ヴィート/ペリッシノット 4"07"06"3
3.ストラトス(G4)      キャレロ/デ・チェザリス/メイオハス 4"07"44"5
4.ストラトス(G4)      アルベルティ/アルベルティ/スカーリァ 4"12"39"3
5.ポルシェカレラ(G4)    シーベル/デクール 4"14"37"2
6.フィアットリトモ(G2)   フサーロ/アルボレート/ペリスッティ 4"15"21"0


以下
7.ストラトス(G4)   8.アルピーヌA110(G4)  9.アルフェッタGTV(G2) 10.ポルシェカレラ(G4)

デビューレースのR5ターボはサーキットで935を抜こうとしてエンジンブロー・・
バケモノ935/3Lツインターボのポルシェもサーキットでエンジントラブルで脱落しました。


あれっ??

ワン・ツーしたモンテカルロ・ターボはどうしたの?  って思いますよね。

何かあった??  そうなんです やはりありました

なんと彼等はレース後に二台共、失格になってしまいました。。。。
こんなレースでしかもG5だから車両規定違反なんか絶対なさそうですが???

実は失格の理由は、彼等がルート上、絶対に使ってはいけないアウトストラーダ(高速道路)を使ったということでした。 チャンチャン

ということでランチアチームの大失敗でどんでん返しになっちゃいましたが、
G4ストラトスやポルシェより早い、ワークスフィアットのリトモってなんか凄いですね。。


そんな結果でもう一回観て下さい  面白いですよ。
by coolys1 | 2008-10-17 14:30 | 伊太麗利・尽癖利 | Comments(6)
Commented by ビアンチーノ at 2008-10-20 17:38 x
現地に居たかのような細密なリポートありがとうございます。
しかし今じゃ考えられないレースですね、しかも結構F1ドライバーやトップラリーストが出てますね。
Commented by coolys1 at 2008-10-21 14:23
ビアンチーノさんありがとうございます。
やはり当時のカーグラの取材記事が優秀なんですね。いわゆる自動車の総合雑誌なのに、読者の気になる処や興味深い処のツボを押さえた
編集内容にはある意味感動します。
60年代末期のCAN-AMやF1の記事(2〜3レースまとめてだが)
なんかも圧巻ですよね。現在でも資料的価値の高いものです。

かつてルマンの常連でイナルテラのちのロンドー(ロンドュー)の
チームオーナーがフランスのインテリアデザイナー(ロンドュー氏)
なんていうのもカーグラで知りました。

よしっ おれもサンゲツか東リを騙して、ルマンカーを作るか!! アニーモ/サ○ゲツ09なんてどうでしょ?  笑

(イナルテラはフランスの壁紙メーカーの名)
Commented by ビアンチーノ at 2008-10-21 21:35 x
ロンドー(ロンドュー)にはそんな秘密が・・・・・'80のル・マンウィナーでしたね。その数年後、優勝ドライバーだったロンドー氏は踏み切り事故?に遭い帰らぬ人・・・・・・・ってのもカーグラの三面記事?で知りました。(記憶違いでなければ・・・)あの頃は巻末の写真無しの記事まで読んでましたね
Commented by coolys1 at 2008-10-21 22:49
>ロンドー氏は踏み切り事故?に遭い帰らぬ人・・

ええーっそうだったんですか! 結構イイ男でした。
CG誌は最近はカミサンの実家に行くとき(正月)くらいしか
買いません ・・・超 手持ちぶさたになるので  笑
でもさすがCG誌 今でも三日は持ちますね 
Commented by lensmania at 2008-10-26 22:57 x
面白かった!しかしこの辺の車には憧れますが,地方都市在住ではメンテ体制に思いっきり不安があり,上京した折にL'operaioとか覗きに行っては溜め息をついています.
昔時々泊まり込んだアルバイト場の本棚に1960年頃からのCGが揃っていて,実はそれが楽しみで泊まっていたこともあり.
Commented by coolys1 at 2008-10-26 23:28
れんずまにあさん、郷里の高知では昔12気筒ジャグァーを買おうすると、「エンジン系のトラブルでは大阪から飛行機でメカを呼びます
けどそれでもいいですか?」と聞かれたようです。

私は若い頃にカーグラの古本が大量にある古本屋が住まいの近くにあって随分お世話になりました。


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