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カテゴリ:ゆめの国から( 3 )

東急池上線 ずいうんライナーに乗る。

戸越銀座に行きたいのに、五反田でいつもの頭痛に襲われる。

常備している、ミオナールを飲もうとJR五反田駅の山の手線ホームに行ってみるが案の定、水飲み場はない。

そうこうしているうちに、池上線下りの発車ベルが鳴り響く、そうだ戸越銀座に行かなければ!!

とっさにエレベーターに飛び乗り、池上線のホームへ。

池上線の五反田駅のホームは地上4階相当にある空中の終着駅で、島型ホームの懐かしい風景

そして2番線にいた下り電車に間に合って、あとは二駅で目的地なのだ。

ほっとしたのもつかの間、発車した下り列車は目黒川を下って品川運河の上を走っている。

そう線路もないのに宙に浮いて

いつの間にか先頭車両に座っていた僕は、そこがロマンスカーによく似た車体に気が付くが
青々とした品川運河とさらに蒼い空は、すがすがしくていつの間にか頭痛も消え失せていたのだった。

隣に座っている高橋克也似のオッサンに、

「いつのまに池上線はこんなルートを通るようになったの?」と聞くと「ごく最近だよ。」 と興奮を隠しきれない笑顔で僕に答えてくれた。

彼もこの列車に乗るのが楽しいらしい。

そして列車は大きく北に右廻りし、運河そばの大きな倉庫のようなビルに突っ込んでいくのだった。

目の前のビルの壁面は列車が衝突する寸前、ポッカリと開口し列車を飲み込んだ! 先頭車に乗っていた僕は心臓が飛び出るくらいビックリしたのだけど

そこは終点駅だった。

みんなが、ゾロゾロと列車から降りる。。。。

そうだ! こんな素晴らしい列車を撮らなくてドースル!? ってことで急いでホームに戻ってカメラを構えるのだけど

早くも折り返しで出発していく列車のスピードに、LUMIXの動態予測AFは反応せず、シャッターを着ることが出来なかった。

あぁ 残念である。 流線型で鮮やかな青に包まれた列車は、二輌編成だった。ホームには交代したのか沢山のアテンダントで溢れている。

さて? ここは何駅なんだろう? 我に返ったぼくが見た案内看板には、・・・荏原戸越駅・・・
そして「ずいうんライナー乗り場」と書いてあった。。。。


激しい頭痛と共に目が醒めたのはその一秒後である。

Element of Dreem
by coolys1 | 2012-06-10 19:48 | ゆめの国から | Comments(0)

2011FXX 阿弗利加から印度への旅

俺はアフリカのとある国にいた。 

南の海沿いの町、海岸線に並行するような町のメインストリートにひとり佇んでいる。

自分のイメージでは、この市街は乾いた空気も人も温かくおだやかで、まるで羽毛布団にくるまっているようだ。

いつまでも佇んでいたくなるような、旅人としては理想の場所のような気がする。


場面は変わり、俺は機上の人。

さっきの街並みを眼下に見ながら、ブ〜ンと東の方向に飛んでいるようだ。。。延々と続く海岸沿いを一体どこへ行くのだろう?


突然、不思議なショッピングセンターの前に俺はいた。インドやインドネシヤの様式が入り交じった変わった意匠の建築。
上階へのエスカレーターはステップ式でなくスロープ式だったが、踏面はなぜか椰子の葉張りで滑りそうで躊躇する。
思い切って乗り込んだが、なんとか滑り落ちずに上階に行けたのはラッキーだった。

上階にあるレストランゾーンは裕福なインド人でごったかえしている。インテリアは木造のマハラジャ形式と言える感じで、興奮する。
思わずポケットからいつものKodak V570を取り出して撮影するが、なぜかAF補助光が光り困惑、これでは周りにバレバレじゃないか!!


かつて亜米利加のSCで撮影していて、武装警備員に腰に手をやられて肝を冷やしたことを思いだす、そうここは異国だ日本じゃない。


補助光キャンセルのボタンを慌てて捜すが見つからない! まてよ?そうか! V570はそもそもパンフォーカスなので、AFではないんだ!
思い出したとたん、AF補助光はもう発光することはなくなった・・・安心してじゃんじゃん館内を撮りまくる!!


ここでなぜか時間が気になり始める、、、どうやら俺にはあまり時間がないらしい、、集合時間なのか?


回遊しながら下りてきた一階に大きなショーウィンドウがあって覗くと、ミニカーが沢山飾ってあった!
どうやら館内に大きな模型店が入っているようだ。・・・気になる・・・是非、行きたいのだが何階にあるんだろう?

またあのややこしいエスカレーターでうろちょろしたくないので、ちかくの少年に尋ねてみるが、言葉がまったく通じない。。。


「誰か英語がわかる人はいませんか!!」 俺は大声で周りに声を掛ける、、時間がないんだ!時間がせまっている!


ひとりの男が、しゃべれるぞ!って近寄ってきた、俺は必死にその男に問いかけるが、自分の口からでるのはなぜか日本語だ

なぜだ!? なぜだ!? なぜだ!? なぜなら俺は英語がしゃべれないのだ。
 

もう時間がない・・・時間切れ・・・


またアフリカの例の海沿いの街にいた。。そうあの羽毛布団の中だ! あたたかい日差しが身体を照らしている。


まぶたは半透明で目を開けるのがもったいないくらい柔らかい瞬間   


2011年1月1日朝  これが、初夢。
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Kodakの記憶メディアには残っているだろうか?
by coolys1 | 2011-01-02 09:54 | ゆめの国から | Comments(1)

Rが訪ねてきた夜

「おい! 起きろ降りるんだ  ここからtaxiを乗り継いで帰れ」
聞き慣れた言葉に揺り動かされて目が覚める
寝てしまった・・・・
そのtaxiを降りると、そこはR20号・甲州街道のどこかである
考える暇もなく後ろにいたtaxiを拾い、雪崩れ込む

何故か突然にRがオレの事務所に現れる。
どうもオレは何かを受け取る予定だったらしい・・・
Rとは随分と久しぶりだが、頬骨が上がり気味で目を薄く押し上げる笑顔が懐かしい。
ちょっと若くなったかな?  アンチエイジングした? と冗談で聞こうとして
Rが妊娠しているのにやっと気付いた。

・・・・とうとう子供を作ったんだ!

咄嗟に相手は? と聞くと、新しい旦那が地下の駐車場で待っているという。
折角なのでその男に挨拶させて欲しいと思い、Rと一緒に駐車場まで行くことに。
エレベーターの中でお腹をいたわるRは実に幸せそうだった。

Rと一緒になろうとした時期が過去に三度あった。
だがダメだった。
故合っての同居時代、生活費にと朝二万円渡すと夕方には同額の対のティーカップを買ってくる女だった。
目指す芸術の為なら、キャベツでも食パン一切れでもいいとオレに説教する反面
派手な生活の為に夜の商売に踏み込み、愛のない夜に身を費やす女でもあった。
Rと過去に付き合った男達が次々と俺のアパートに現れ、Rのことを未練タップリにボロクソ言う。
オレにはその男達が皆、Rに振り回され心をメチャクチャにされた敗者に見えた。

嫌だったのだ、我慢できなかった。「明日出て行ってくれ」と言うのが精一杯の反抗

その二年後、オレはRを横に載せて、夜の東名を厚木に向かっている・・・・
オレは厚木の男に会いにいくRの運転手に成り下がっていた。

厚木の男は同姓から見てもかなりイイオトコだったが、心底ダメな奴だった。
Rはその男との関係に最初から苦しんでいたが、俺は同情しなかった
恋の敗者になればいい・・苦しめと・・・
しかし本当の処は同情どころか、Rを救い出したかったに違いない。

ある晩、したかかに酔ったオレは同じく酔ったRに求婚した
愚かにも、それ以外に厚木の男からRを救い出す方法が考えられなかった。

酔ったRは泣きながら受け入れてくれた。

俺は厚木の男に勝った!   勝者だ・・・一瞬そう思った。

一週間後に二人の守られるべき約束はホゴにされた。
Rはダメ覚悟でオレより厚木の男をまた選んだのだ

「ちょっと待て! そのまま倒れ込まないでそこで立ってて!!!」
K子の命令調の声が頭に響く、
何故? オレは今すぐ倒れ、そして眠らないと死んでしまうかもしれないというのに?
頼むからどうか眠らせてくれ・・・・

目が覚めるとオレはエレベーターの中で倒れていた。
Rの姿は無い、 閉じこめられた! 咄嗟にそう思ったがどこにも出口が無いことに気が付いた
ここには出口もなければ行き先階の釦すら無い。

28の5月  オレとRは二人きりで上野にいた。Rは仕事をしている
初夏の陽気が指し込むRのオフィスだ。
だが暖かい空気とは裏腹にオレのこころは凍り付いていた。

「もう一回やり直したい」 とRが言う、、、

オレはこころを閉ざした
Rの気持ちがオレに入り込まないように氷の扉を閉めた。
その頃、密かに付き合っていたMは年下だったが、悪魔のようなRから較べるとまるで天使だった。
天使に導かれたいオレは頑として首を縦に振らなかった。

・・・・Rの呪縛から逃れる唯一の方法・・・・

突然、オレの背中の壁が開いてエレベーターから出られた!  場所は地下駐車場。

目の前には新しい旦那と共にRが微笑んでいた。

31の秋、深夜のBARでRから結婚することを告げられた。
嬉しかった、話に聞く相手のオトコはとても純朴でイイ奴だったがイイ男ではなかった。
そのことにほんの蕾のような不安を感じたが
酔ったRをやっとのことでTaxiに押し込んで、オレは歩いてMの待つ家に帰った。

この夜オレは本当にRから開放されたのだ!

Rから電話を貰ったのはその何年か後、オフィスでの忙しい時間だった

「別れて故郷に帰るという」

不安の蕾は結局大きく花開き、R夫婦は崩壊した。 相手の男はRを知らな過ぎたんだ!
Rには都合がいいイイ奴でも男は男だ、旦那としての我が出たときが危ないと思っていた。
Rの話しでは子供が出来なかったが元々の原因らしいが、
もっと大きな原因が最初からあったのをオレは知っていた。
Rは女の姿をしたオトコなのだ。  
世間的にはしなやかに男を立てているようで、実は立てる隙を全く与えない。
男がそのことに気付いた時にはとことんダメにされている自分が見えてしまう。

「寒い・寒い」とオレは言ったらしい、Mが布団を掛けてくれた

10年ほど前にRは故郷で再婚したがうまくいかなかったらしい
相手の男のダメさ加減を訴えるRの話しぶりはなんだか可笑しかったが、、、、
それ以上詳しいことはもう聞きたくなかった。


地下駐車場で出会った男はどこかで会ったような気がするが、見るからに人の良さそうなちょっとイイ奴だった
歳はオレより少し上くらいか?  デザイン会社を経営しているらしい。

おそらくそいつをオレ以外の奴が見たら、、オレ以外には絶対見えないと言うかも知れない・・・

観念した。

それでもオレには不安があった 例の蕾・・・・そして

Rはオレと同い年なので、これから生まれようとする新しい命にも大いに不安があった。
*なんてこった あり得ない高齢出産になるんじゃないか!?
新しい旦那にその不安を伝えると、まったく考えてなかったような困った顔になった。

男は純粋にRに恋しているのが判った。Rもオレの知る過去のRじゃないんだ! オンナになっていた。

まずい! 余計な事を勘ぐってしまったという後悔と二人の困惑した笑顔が視界を満たしたとき

目が覚めた。

3時半・・・
オレは服を着たまま、いつもと違う方向で寝ている。
なぜそうなのかサッパリ判らない? 喉が渇く、、随分と酒を呑んだらしいが
なにもかも判らないままオレはキッチンへ行き、Pカリスエットを止めどなく飲んだ。
Rに翻弄された頭の中を全て洗い流したかったのだ。

がむしゃらに飲むオレを、いつの間にか起きたMがじっと見ていた。
by coolys1 | 2007-04-10 03:35 | ゆめの国から | Comments(0)