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1967年 いたれりつくせり

プリンス スカイライン 2000GT-B

現在では どうみても中ニ病と言われるような広告内容に泣ける! というか呆れる?

いや現代の自分の修行が足らないのか? 内容がわからんぞ! 当時屈指のエンスー系雑誌の広告だから張り切っているんだな きっと・・・

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完全防水を謳う!? S800

エンスー向けの張り切りかたは、プリンスを上回るとみた、、、、、2000CCのGT-Bと25万円くらいしか変わらない800CCである。

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地道な努力のベレG

プロトタイプカーRシリーズで頑張っていたからなぁ ベレGは・・・日本のアルファロメオと言われた時代。
GTとしての道を独自に極めていた誇りがありますねー あぁ これで慶応ボウイが横浜ガアルとデートしたであろう時代が羨ましい!!

*今見るとひどくプアなベンチレィションでデート中の車内は暑かっただろうけど・・・・・

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大発じゃあないよ! ダイハツ

やっぱりPシリーズで日本グランプリでレース熱心だったころの名車!

コンパーノって名前も素敵だけど、コンバーチブルもあってよかったねぇ。 グリルカバーが泣かせます。
高速道路も立派に合流できてって!? ええ勿論ですね。だって周りもみんな遅いから・・・

*注:コンパーノ自身もレースで大活躍してました、ええ勿論遅い車ではありませんね。

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天下のトヨタが、外車を意識? カローラ1100

”外車などとるにも足らず・・・。”   この値段でこの性能・・・いや素晴らしい。 67年デビューですか・・伝説の始まりなのだ。

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ん? じゃぁ 当時、外車はどうだったかって?

67年の東京オートショー(外車ショー)での欧米のライバル車のお値段というと(すいませんアメ車は1100ないので欧州車ね)

NSU1000   ¥115万円    (欲しい)

オペルカデットL  ¥128万円   (買う人いたのか?)

ヴォクスホールヴィーヴァSL90  ¥127万円   (ほぼ知らない車であります=地味変)

ヴァンデン プラス プリンセス 1100  ¥180万円!! (お嬢様ヴァンプラはやはりお高いですねぇ つんつん)

プジョー204  ¥140万円   (あれっ意外に高い値付けでびっくり!)

パナール24BT  ¥170万円!! (えーっ!850なのにぃ。。ちなみにシトローエンDS21パラスが280万ですからね・・)

ルノー10     ¥118万円  (これはま こんなもんなのかな)

シムカ1000   ¥108万円  (これもそんなもんか つーか こんな地味外車買う人いたのか??)

アルファロメオ ジュリア1300TI  ¥168万円  (納得の価格でございますミラノっ子ですから)

フィアット1100 ¥109万円  (これまた地味変ドリックスな割に・・・)

アルピーヌベルリネッタ(1108CC)  ¥250万円  (これは納得の価格ですな。 セダンじゃないけど)


まぁ 最後のアルピーヌは別としても、みなカローラの二台分以上のプライスなんですから、お話になりませんね!(桜井よ○こ 風)

じゃカローラがなぜあんなキャッチコピーをうったのか? 謎ですが、まぁ当時ぶっちぎりのエンスー雑誌に広告を載せるんで特別に考えたんでしょうね。


別世界のポルシェは911sで広告を出していますね。

変わったような変わらないような、、、、 いやしかしお値段が物凄い!!  4気筒の912でも315万円ですから恐れ入ります!

しかも百の桁にカンマをわざと入れないという小技で勝負です。 さすが天上界の車だったんですねぇ。
(でも買える人はそれなりにいた訳で・・すでに予約済み!って・・さらにあのカレラ6が1100万円・・これも何人か買ってますね。=レース用)

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一方、当時 ガイシャといえばアメ車ですね。やっぱり

余裕の広告、 パツキンの姉さんが綺麗です。 そして豪華装備。。。エアコン装備って書いてないけど、もはや標準中の標準だったんかも?

お値段書いてませんが、当時346万円のプライスタグだったようです。 マスタングの一つ上の車格のスポーティクーペですね。

わたしゃディンキーのミニカーくらいでしか見たことありません(しかも持っていないし)

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アメ車がきたので、最後は67年当時のPANAMの世界一周旅行です。  安いのか高いのか? さっぱりわかりまへん。

おや 1967年当時だとPANAMは宇宙旅行もやっていた筈だよ! なんておっしゃる貴方はSF映画好きですねきっと・・・

*注 映画公開は68年です。


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by coolys1 | 2012-06-30 20:35 | 伊太麗利・尽癖利 | Comments(9)
Commented by アズ at 2012-06-30 21:14 x
この記事凄すぎます
世界にシェアしたい
Commented by うちかわ at 2012-07-01 08:15 x
懐かしいんですが、なんだか現代の広告よりも強さを感じるのは何故だろう。
あ、わかった。キャッチコピーが硬くって、クルマの機能で語れた時代だからか。。。
この後ケンメリ・スカイラインが出てきて、どんどんイメージだけで語られ、最後は移動手段としてのミニバンだらけの時代になるのでした。。。
Commented by coolys1 at 2012-07-01 10:56
アズさん ありがとう 67年というと自分のモータリゼーションより一回り上の世代ですが、 
免許を取り始めた頃(76年頃~)はこの時代の中古車が結構ありましたね。でもGT-Bは高かった というかGTRの時代だったしね。
Commented by coolys1 at 2012-07-01 10:59
うちかわさん そうですね。 日産<>トヨタによる「となりの・・・」の時代に疲れてしまい? 愛を語る車になりましたね。
日産のイメージ戦略はさらにセフィーロあたりで頂点を迎えますね。
「お元気ですか~」
67年当時は車でスーパーに買い物に行くなんて需要が無かった!
車は旅行の為のハードウェアであったんですね。
いまはコンビニフックが必須で・・・・・・苦笑
Commented by 坊。 at 2012-07-02 12:15 x
ジュリアが意外と高いんですねえ。
スカイラインは我が家の2代目のクルマでしたが、物凄い加速でした。134号線を快走してネズミ捕りに引っかかり、裏から手を回して始末書で済ませたオヤジのあくどさを知ったクルマでもありますw

晴れがましい「自動巻き込み型シートベルト」に、レンズの自動絞りに通じるモノを感じましたw
Commented by t-h-arch at 2012-07-03 00:03
 私も父親も、旅客機といえば「パンナム」でした。
 夢がありますよねぇ、、。四角いバッグあったのにどこいっちゃったんだろう、、。
Commented by coolys1 at 2012-07-04 08:59
坊さん ジュリアはTIなので、そんなお値段だったんでしょうね。(このショーでの価格表示はどうもテキトーに付けた感もありそうですが)ちなみにイタリア車で一番高値を付けていたのが、アルファの2600SZの550万円でした! 
もちろん現在ではそんな値段では買えませんね。当時CG誌でもインプレッションをしていたので、オーナーはいたはず。
GT-Bはノーズが長いのがちょっとアンバランスな感じだけど、当時はそんなこと文句いうひとはいなかったでしょうね。
相当に速い車だったと想像しています。
Commented by coolys1 at 2012-07-04 09:02
杣工房さん パンナムバック 大人気でしたね。 僕らが中坊の頃は
マジソンのスタジアムバックが大流行で、皆学校に持ってきていました。
そしてニューシネマに染まりながら高校生の時にアメリカングラフィティの衝撃で、一気に軟派になっていったのでした。 笑
Commented by t-h-arch at 2012-07-05 18:36
 ピニンファリーナ、亡くなりましたね。


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