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スズキ歴史館

浜松に行くときは是非にと誰かから言われてましたが、インベントの二次会で訪れることが出来ました!
(ほんの一時間半くらいでしたが)

しかも今回はスズキ関係者の方のフォロー付きだったので、裏話も聞けて二倍いや三倍楽しい見学だったのですね。

まずは一階で”初めて” 「隼」にまたがりました! 印象としては「隼」というよりもはや「烈風」ですね! 一撃離脱 笑
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一階は現行販売車が展示されているのでショールームです。右奥はその筋には落涙の往年のGPレーサー群です。
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二階はスズキの製品が出来るまでのフローチャートが立体展示されていて興味深々。
デザインドローからクレイモデル~モックアップ等、私のような即興的なデザイン制作業界からすると気の遠くなりそうな作業工程に痺れますが、
まぁ工業製品というのはそういうものなのですね。 再認識しました! なんせ我々の場合、デザインドローから三日後には現場にブツを納品なんてこともあるので・・・
ただ、ドローイングの一瞬の作業のプレッシャーの感覚は一緒かな とも思いました。(苦笑)

生産現場の機械化された立体展示もかなり面白いのですが、このフロアは実際に見てみないと面白みがないというか
数枚の写真ではまるで表現出来ないのでパス。 ぜひ実際に見学してくださいということで・・・・
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とうことで、 期待感200%の三階へ!  へへへ

スズキもやはり紡績機械からのスタートだったのですね。 そんなスズキのモータリゼーションへのスタートはこれらしい。
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ホンダの初代CUBと同じなんですね。


そしてスズライト。 よく見ると6ライトセダン 笑
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我が六泉寺家でも縁の深い、コークボトルフロンテ。
(お袋が初めて買ったマイカーです。 そう我が家は免許というものを女性が先に取ったんですね~)
そういえば、小学校5/6年の時の担任の女先生はスバル1000でした。 田舎の先生は結構免許持ってたんですね。
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そのフロンテのItaly横断ラリーバージョン。 *これの記念マッチもってるかも。
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地味ながら外せない フロンテバン。 なぜかというと、、、空冷RRのフロンテに対してバンはなんと水冷FRだったのですよ!! 
まったくエンジニアリングが別なんです。 もうフロンテと呼べない~ 笑
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スズキ&G・ジュージアーロの名作! エブリィ *この個体は万博用のEVですが。(車体下に鉛BAT積んでる)
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フロンテクーペの後継車のセルボ。 先代の名車フロンテクーペと比べると幅が広くて、当時不格好に見えたものですが、今見ると安定感がありますね。
(しかもハッチバックに進化していたのです。 )
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マー坊  オプションのオーパーツ・リアフード付き?? この歴史館のキュレーターはよっぽどマニアックな方なのでしょうか? 
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今回 琴線に触れた セルボ2。  
バブル期の突拍子のないデザインともいえますが、纏まりはいいし。インテリアデザインも素敵でした。*ゆ~るピアン大賞決定!
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軽でクラシックオープンエアを実現した。 カプチーノ。  
このジャンル今ははダイハツ・コペンが受け継いでいる感が強いですが、やはりプロポーションはこちらが正統派ですねぇ再認識しました。
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タイタンって呼んでた 当時のスズキのフラッグシップT500(2st/2気筒500cc) でもタイタンは輸出型の名称だったみたいです。(元はGPレーサーバイクの愛称)

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で、CB750K0に対するスズキの回答。 GT750 とうとう水冷が来たのですね二輪ロードバイクに!しかもナナハンで。
TV化されたワイルドセブンではメンバー全員がこれに乗っていてびっくりしたものでした。(重いのにね、撮影も大変だったでしょうね。)
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スズキは当時、直接バンケル社とライセンスを取っていたらしいので、作られたロータリーバイク RX5。
欧州で少量販売されています。 日本にも少し里帰りしているようですね。
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世代的には、二輪のスズキの金字塔といえる「KATANA=刀」 こちらは一階でメインで展示されていたのでスズキもそう思っているのでしょう。
ハンス・ムートなんてデザイナーが日本で有名になったのも「KATANA=刀」のお陰ですが、
彼の提唱していた「EGO-TRIP」(*注)というコンセプトが初めて量産メーカーによって具体化された記念すべきBIKEでした。

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余談ですが、浜松の地酒、花の舞酒造には、輸出専用の吟醸酒として「KATANA」があります。(ラベルには日本刀と書いてあるけど)

私も一度呑む機会がありましたが、辛口吟醸でスパっと切れ味抜群のKATANAらしいお味でした。


終わりに、 この日はエブリィのオーナーさん方もOFF会がてら集まっていたようで、駐車場はエブリィで満杯! 
しかも各車、ものすごいカスタムにお金を掛けていましたので、ちょっとびっくりでしたね。 
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PENTAX Q7
08WIDEZOOM



*注
ハンス・ムートの提唱いていたEGO-TRIPとは、休日の午前中に自分の心を開放する為だけ(日本のように箱根に走りに行くのとはちょっと違う)
 *例えばドイツからスイスの旨いコーヒーショップに一杯飲みに行くだけが目的の為の手段としての存在。

それは長年あったカフェレーサーというジャンルを彼なりに解釈した新ジャンルの二輪デザインだったと思われます。
そして僕の乗っていたMOTOGUZZI LEMAN なんかもそのジャンルといえばそうです。

ツーリングバイクなら当時でも沢山あったので一見不思議かもしれないけど、このカテゴリーは精神=身体ひとつ数時間運べばいいので
ツーリングマシン的な(荷物乗せるような)機能が設計段階から完全に無視されているのが特徴ですね。




おわり
by coolys1 | 2016-04-30 10:06 | 伊太麗利・尽癖利 | Comments(2)
Commented by ペロ at 2016-05-06 01:19 x
先日江ノ島へ行きましたが、カフェーマルでコーヒー飲んだだけで、他には何処にも寄らずに島を後にしました。

スズキの歴史館、なかなか見応えがありますよね。自動織機のコーナーとか結構なボリュームでした。
スイフトのミニカーはゲットできましたか?
Commented by coolys1 at 2016-05-06 18:36
>スイフトのミニカーはゲットできましたか?

軽の大ヒット ハスラーでした。 笑


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