浜松に"A"が溢れた日 2018 その3

前回の続き そして今回はA310が三種類集まりました(壮観)

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A310injection 1974年から登場したと思われる4気筒A310の後期型です。
オリジナルカラーのブラウンメタリックはかなり洒落ていて文句なしにフランスのクルマだなぁと思います。
この後のポストモダンなD500~503シリーズに発展していく70'モダンなデザインの原点を示すディテールですね。


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クロームメタリックなトリムが時代感を感じさせますが、ボディカラーと車内のモトリタのスポークとのコントラストは最高です。
そして直線的と言われるA310のAピラー周りのかなり柔らかい面構成を示してくれています。

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現代のクルマと違い低いボンネットにギリギリの線で開口するホイールアーチが素敵ですが、
これは当時Wウィッシュボーンレイアウトで達成出来るバランスですね。

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4気筒A310のアイコン 6灯のライトハウジング。
injectionになってノーズ側に来たエアインテーク(室内換気用)と相まってかなり未来的な印象を与えてくれます。
(インテークについてはキャブ時代についていた位置では殆ど効果が無かったのだろうというのが、定説になりつつあります。)

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しつこいですが、 ブラウンメタにクロームパーツが映えますねぇ ・・・・

そして初めて見る injectionのエンジンルームでした。 ギッシギシのターボ501から見ると牧歌的というかスカスカで見た目は楽観的に感じますが
こと冷却に関しては、第二会場に移動する渋滞路ではかなり水温が上がって、オーナーは熱い車内で冷や汗かいたそうです。

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そして 二年後の1976年にモアパワーを求めてPRV6を載せた A310/V6 
WRCでもGR.5マシーンとして登場してましたね。

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A310/V6はMCを行いながら1984年頃まで作られていますが、このオーナーの個体はホイールボルトが4穴なので81年以降のモデルでしょうか?(それまでは3穴)
オプションのPAC GT4用のトレイ式ウィングが付いています。

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決してコンパクトでない PRV6がしれっと収まっているエンジンルーム!
余裕を利用してか? バッテリーまでリアに移動しておりますね~。  エアインテークの下はシングルキャブレーターによる燃料供給です。
アルピーヌに載せられた自然吸気のPRVはD500になっても結局キャブレーターのままで、おそらくこのエンジンをそのまま使ったのでしょうね。

別リンク:参照 2009年に幕張で初めてみた自然吸気のD500=ALPINE V6GTはコチラ

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そして、1981のパリサロンでデビューし翌年の82年よりA310/V6シリーズの最終進化版?として登場した! 
A310GT(Le Pack GT)

当時のお値段125,000フランだそうです。(オプションのメタリックカラーが2,140フラン、革シートが4,900フラン そしてエアコンが8,640フラン)
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このA310一族では一番過激なルックスですが、スタイリングのベースは1979年のVERSION COMPETITION GROUPE IVとなるようですね。
(それはグループ4カテゴリーでの市販レースベースマシンで、お値段はなんと150,000フランですと。)

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このオーナーの個体は、キャブレーターが換装されておりました。
それはトリプルチョークのダウンドラフトウェーバーが二基(左右バンク)!
昔々、アルピーヌが好きで、当時のCG誌を読み倒した(笑)人は覚えているかも知れないというもので、
当時、フランスのアルピーヌセンターにクルマを持ち込みでないと装着できないというレアなオプションだったのです。
(逆にツインチョークのダウンドラフト3基は、部品キットとして買えたらしいから不思議ですね~)

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うーん 雨の日とかは乗りたくないですね~これ。

オーナーさん このキャブの調整は関西から中京方面に頼んでいるそうです。 




では 最後に 浜松の青空をこの凶暴そうなインテークに飲み込ませて終了です。

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いや終了じゃない! まいどまいどの主催者の京都のテラさん!(本当に毎年開催ありがとうございます。)
そしてアルピーヌの貴重な手持ち部品の即売&じゃんけん大会 (私も少し提供いたしました)

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また来年! そして来年もこの光景を観に参加したいなぁ・・・・
いや出来れば乗ってとか。


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CAMERA:PENTAX KP
LENS:HD PENTAX DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR


*お断り:写真上のライセンスナンバーは典型的なものを除き加工修正してます。
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by coolys1 | 2018-04-21 10:48 | 仏車利 | Comments(0)


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