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アルミの箱ストーブ


アルミ箱の小型ストーブ 2種

右がOPTIMUSの199(Ranger)後期型

左がStansport Trail stove
(俗に言うOPTIMUS 99(Ranger)後期型モデルとおんなじです)

OPTIMUSは同じRangerでも199と99とあるのでややこしいが
99はベーシックな同社の8R(Hunter)の機関部をアルミの箱に入れて軽量化を図ったというべきモデルで
199はさらに大型の111Cの高出力のマルチフューエルのサイレントバーナーを付けていること。

なので重量は199が900g(注-1)近く有るのに対して
99は、630g程度しかない。 *多分ベースとなった8Rより軽い!


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とはいうものの左の99は、実は台湾製の(ブランドはアメリカだが)コピーモデルなのです。

でも部品はほぼOPUTIMUSと互換性があるのであとで困らないし、部品精度もまったく本家と遜色ない作りです。
(おそらく製造は台湾のFENIX社製かと思われる)

こうやって内部をみると199がいかに大きなバーナーヘッドを載せているかが一目瞭然。
コッヘル代わりになるアルミの上蓋の高さも違うし、下箱も高さが違う。つまり箱自体は全く別物ということ。

唯一、L型の風防だけは共通部品らしい。


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マルチフューエル(注-2)なバーナー自身も背が高いので五徳含めて199は99より随分背が高い。



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さてこの台湾製のStansport Trail stoveは、軽整備する際に真鍮製のタンクやバーナー部を磨いているので
キラキラと光っている。

外装がそっけないアルミなので、かえって銀色と金色のコンビネーションもいいものかなぁと感じる。


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こうやってみるとなかなかシンプルでよろしい。8Rが調理中の煮溢しなどで
鉄製のケースが錆びてしまうのとちがい、こちは風情の少ない分そんな使用に伴う杞憂は少ない。
そっけないアルミも磨けば少しは色気が出る気がするし。


ということで、やはりケースはアルミがいいなぁと思います。(注-3)

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そして、クリーニングニードルの内蔵位置の設定が違っていた199を再調整後に燃焼させたのがこちらで
やはり静音の高火力バーナーは素晴らしいと思った次第。

もっとも最高火力では30分持つかどうかの燃料タンク容量は要注意だけど、
750ml〜1リットル程度のパーコーレーターで湯を沸かすには十二分!



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それにしても

同じアルミケースでも大王様のNOMAD

とは違う可愛らしさがたまらないですね。





(注-1) 高所用のエアポンプやエアリストラクターなどの補助部品パーツ含む重量です。
(注-2) マルチフューエルとは言ってもホワイトガソリンと灯油とアルコールの三種類で、特にアルコールでの燃焼は超困難である。
(注-3) 本家99の後期型をコピーしたらしい。(遮熱板がアルミ製なので)但しビス等本家がーに対して+にちゃんと更新されている。
     平行棒スタイルのワイヤー五徳はステンレス系の特殊合金のようである。






by coolys1 | 2022-03-26 21:09 | STOVE & LANTERN | Comments(0)


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