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330



年度末とは関係ない自分の事業なのに妙に忙しい3月でした。。。

で、今月3月30日のブログの最後のエントリーはFERRARIの330です。


現役に近い世代の330FERRARIといえば、やはり330P4ですよね。

左奥から

MERCURY(made in Italy)の330P4
Politoys (made in Italy)の330P4
そして
MEBETOY(made in Italy)の330P4 です。


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みんな当時(1960年代後半の)純イタリア製で、各々気合が入っています。


手前のMEBETOYのP4はドア以外にフロント&リアフードが開閉可能!
ですが、フロントウィンドウがやや丸っこ過ぎLORA T70のようなイメージですね。

奥のMERCURYはリアフードとドアのみの開閉可能モデルとなってます。
ワイパーを再現してるのはMERCURYのみで、ダッシュボードもブラックなのでそのあたりが締まっています。

中央のPolitoysのP3は当時の主力ライナップのMシリーズではなく、残念なことに廉価なEシリーズでの商品化ですが
プロポーションの押さえは(可動部が少ない分もあって)かなりよろしい出来栄えになってます!
またフロントスクリーンの形状も三社の中では一番実物のプロポーションに近いかな?

まぁ今となっては、三社ともみ〜んな牧歌的な作りですが、
井の頭ゴロ~に言わせれば、このくらいでいいんだよみたいな感じですかね。

だってみんな50年以上前のミニカーなんです。(ちなみに実車は1967年のマシンです。)

以下、エンジンルームも三社三様に表現してますが、工数を減らすために一体成型で工夫してますね。
エンジンルーム全体のぱっとみの雰囲気は手前のMERCURYが
サブフレームやエキパイ、補機タンク類まで表現豊富に再現してますが、
奥のMEBEはインテーク周りの表現がいいですね。

そういえば、MERCURYは、330Pの前の250/275Pシリーズでもエンジンルームの表現が良かったような気がします。



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さて、そこから遥かに20年以上は時が下って出てきたのは・・・・(90年代初め頃)

なんと! フランスの鉄道模型ブランドのJOEFの330P4のスパイダーモデル。

なんでクーペでなくてスパイダーなの?の疑問もあるけど、当時はP4クーペは
高速サーキット専用だったんですよね。(ルマンとかデイトナとか)
その他の比較的時間的に短いレースやテクニカルコースのサーキットでは
スパイダーボディが運転しやすかったんでしょう。
だってほぼ公道で狭くてボロボロ道路のタルガフローリオみたいなとこも走るんですからねぇ

ということで、もう一度紹介。

JOEFの330P4 スパイダー!

ナンバーリングのない素のモデルです。


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当時(90年頃)のCHINAの人海戦術的製造パワー満載の驚愕の精密モデルカーでした。

今見ても凄まじいエンジンルーム表現だよね。(かなりの部品点数で手作り感満載)
写真には写っていませんが、ドアの開閉方向も斜め上に開くという一番実車に忠実な表現です。

*このモデルで唯一残念なのは、リアフードの開閉のためのヒンジがでかくて、ルーフバーの上で酷く目立つことかな。


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そして330P4シリーズにおいて我が家で最大派閥を誇るのが、
Made in ItalyのBRUMの330P4シリーズです!

もろもろ5台いました!

でも当時のBRUMはちょっと考証的には楽観というか天然系で、
厳密にいうと車体が、前モデルのP3のディテールも宿しているようなのが残念です!

あとフロントやウィンドウ周りのプロポーションももう一つ、ツメが甘くて精悍さが足りないかなぁ・・・
なんせ330P4は、当時は美しい野獣と言われましたからね〜、
その点で見るとモデルカーの印象がやや弱いのが残念です。

ちなみにP4は前年のP3の改良型で新造されてはいますが、P3からP4化されたシャーシも
あったので、P3的なディティールも間違いともいえないかな?


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一方、同じMade in Italyでも90年代のBangの330P4は素晴らしい出来栄えで、
高価なメタル他レジン製の少量生産のハンドメイドモデルに匹敵する出来と確信します。

個人的にはBansの330P4は量産ダイキャストモデルでは最高峰と言えるでしょうね。
モデルは1967年のデイトナ24時間レースで1-2-3フィニッシュした際の2位のマシンです。

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量産ダイキャストモデルながらエッチングパーツも多用しており、
前出のJOEFのようなフルな可動部は一切ありませんが、その分スタイリングはほぼ完璧。
可動部はないと言いましたが、カウルで一切見えないはずのエンジンもちゃんと中にしっかり作ってある、なかなか凝り性な作り。
ほんとうにダイキャストモデルの最高峰ですね。*お値段もそれなりでしたが。(ちなみにバン社は現在は廃業してます)


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ということで、330シリーズの最高峰P4のミニカーを紹介しましたが、

330にはまだバリエーションがあります(*注-1)


330Pシリーズの原型のP2です。

こちらはやはり、made in ItalyのBESTMODELのP2で1965年の実車ですね
(ミニカーは90年代のものです)

シルバーのは試作車かと思います。

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そしてFERRARIで330といえば、大好きなロードカーの330GTCは外せませんね。

写真の手前のブラックのものは、P2と同じBESTMODELの330GTCで大変良い出来です!

後ろの赤いのは、PolitoysのEシリーズの330GTCで、私が18歳の頃にポストホビーで買ったものです。

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Politoysの330GTCは元はブルーのボディカラーでしたが
購入後に「エナメル筆塗り友の会」にてロッソになっています。

ちなみに手前のBESTのものはブラックと書きましたがか、実際はかな〜り暗いブルーのようです。

330GTCは当時から地味なFERRARIの典型ですが、今でも大好きですね!

ということで我が家の3月30日にちなんだ330特集でした!!!




*注-1
330にはP4の前のP3もありますが、現在ミニカーは持っていません!!
当時のダイキャストモデルではフランスのSolido社のものが有名でした。
(というかそれくらい、、P3はルマンでFordにボロ負けした負け投手なのでどうも人気がないですね)

なおP3は、80後半〜90年代にはBRUMやBangからも出ています。
























by coolys1 | 2023-03-30 00:48 | 1/43の世界 | Comments(0)


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