CORGITOYS 1/43
JAGUAR E Type 2+2
JAGUARのE Type2+2は好きなスタイリングではないんですが、
このCORGIのミニカーは歴史的銘品として持っておくべきと判断しちゃいました。
プロポーション的にはデフォルメされてますね。(特に車幅が広め)
なので重苦しい屋根が付いた以上にE Typeの「シュッとした」感じがしないのが唯一の難点でしょうか?




開閉可能部分:エンジンフード・ドア・リアハッチ
可動部分:サスペンション・フロントシートバック・リアシートバックスライド
特筆すべき箇所:直6エンジンのディテール・シャーシと別部品のダイキャスト製のエキゾーストライン
(当時の)最高のキャストによるスポークホイールの表現とタイヤ!
別部品で内張りの付いたドアと、半開きのガラスの粋な表現!
現代のシャープで一見精密なだけのミニカーが持っていない、夢のような見るべき点は多々あります。
この内容で当時1000円程度で買えたのが凄いですね。(でも現在の貨幣価値だと数千円以上かなぁ)
しかも当時のミニカーというのは、ヒットすると何年間にも渡り何十万万台(モノによっては100万台以上)も作っているはず。
でもこういう可動式のミニカーは遊んでしまうと、コレクター以外の玩具として購入した層は破損も多く商品の大半はジャンクに
なって消えていってしまったのでしょうね。それでもオークション等では安定して結構良いものが出てくるので、
半年くらいはじっくりとオークション市場を観察してから、焦らずによいものを入手したほうがよいです。
70年頃から英国は労働争議や不幸な出来事も含めてミニカー業界が衰退し、
コストカットで品質や凝ったギミックがどんどん削られ、しまいには倒産、、、暗黒時代になってしまいます。