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燃える PENTAX

近頃、市場を賑わせている PENTAXだが

このPENTAX/RX-7は1979年に英国内レースシーンを賑わせていた!!

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なにせ1979年のレース全12戦中、9戦に勝利しているのだから凄い。

この一見、グループ1のRX-7とは?なんと、かのトム・ウォーキンショーがチームとしてエントリーしていたのだ。

クラスは1601cc〜2300ccの4座サルーンカー。

えっ!? 4座サルーンカー??

そう、4座サルーンカー。。。。。  イイノカナ???

同じクラスのライバルは写真にも写っている、トライアンフ・ドロマイトや
ヴォクスホール・マグナム、フォード・エスコートなんかの正真正銘の箱サルーンである。
(一緒に写っているカプリは〜3000ccでひとクラス上のカテゴリー)

そのひとクラス上のカプリまでも喰っちゃいかねなかった、ウォーキンショーのPENTAX/RX-7だが、
当然、他のチームから苦情つうか文句が出たんじゃないかと思われるが、やっぱり出たらしい。

しかし・・・その結末とは・・・

以下、参考にした、当時のCG誌より引用させて頂くと。。。。

RX-7はアメリカでもIMSAシリーズにG2仕様の車で参加しているが、
それは2シーター版、イギリスでは2+2の4シーター・モデルで、スポーツカーとしてではなく、
ツーリングカーとして走っているわけだ。この点に関して、他のチームから抗議も出されたが、
そういう他のチームも細かな点で、レギュレーション違反があり、このRX-7に対する抗議も自然に立ち消えになったという。。。



そう、みんな脛にキズ持ちだったんだ。


そういえば、RX-7がデビューしたときは、日本国内でもご時勢柄、スポーツカーとは売り出せなかった筈、
(GTカー?  ツーリングカー?)

う〜ん、遠い英国でそんなグレーゾーンを利用した、トム・ウォーキンショーのレース屋としての狡猾さがよく出てるわ!   
(英国ではスポーツカーとして売ってなかった訳?)

と妙に感心しつつ、現在の本家PENTAX も市場でこれからバカスカ撃たれながらも、
ここで一つ、老舗ならではの狡猾さを発揮して、その存在と存続を大いにアピールして欲しいもんだ。

資料:トリセントロ−ル・ブリティッシュ・サルーンカー・レース(英国)
FIAのグループ1に近いが内容的にはグループ2並の改造が許されるらしい(1979当時)
RX-7はロータリーエンジンなので係数によりレシプロ換算2300ccとしてカデゴリーされる。
東洋工業からは技術的な援助のみで経済的なバックアップアップはなかったとのこと。
PENTAXは当然、現地スポンサーとしての経済的なバックアップであろう。
(1979年ころだとMシリーズの頃か・・・)

参考/引用文献  CG誌 (1980年)




燃える PENTAX_b0058021_1320778.jpg

by coolys1 | 2007-04-17 13:08 | ウロオボエ備忘録 | Comments(6)
Commented by 酔之字 at 2007-04-17 14:29 x
へぇ~、こんな時代もあったのですね。
しかし、アメリカでのRX7のマーケットインプレッションは、
ずばり「プアマンズ・ポルシェ」だった記憶があります。
ウォーキンショー恐るべし。
SWC時代の弟子、ロス・プラウンが、
F1で見せた狡猾なピットワークも、
師匠譲りでしたもんねぇ。
しかし、旭はどうなるのか。。。。
Commented by coolys1 at 2007-04-17 14:54
酔さん毎度
>「プアマンズ・ポルシェ」だった記憶があります。
フェアレディZもプアマンズ・・・でしたね。
日本車はなかなかプアマンズから脱出できなかった・・・
しかし
今後「プアマンズ レクサス」なんていうのが隣国から
入って来るのでしょうか  笑

>旭はどうなるのか。。。。
ほんと。  ミドウェイでただ一隻残された 飛龍、 そしてマリアナにおける瑞鶴の最後の天山艦攻隊出撃なんかの一種、逆説的なヒロイックな悲壮感という不思議な感覚で捉えているのですが。。。。まさに漂流中ですね
Commented by Not-Ake at 2007-04-17 21:49 x
RX-7が4座「サルーンカー」だとは知りませんでした。(^_^;)

今はかの地で大人気のInfinity G35ですが、逆にPS2ゲーム「Gran Tourismo」でSKYLINE GT-Rの名前だけは有名だそう。

日本製のスポーツカーが「プアマンズ・・・」と言われないホンモノを出し続けて欲しいですよね。
Commented by 坊。 at 2007-04-17 22:29 x
>そう、みんな脛にキズ持ちだったんだ。

どこかの国のプロヤキュウでも似たような話がありますねえ。


それはさておき、この後、PENTAXはF1にもスポンサーしてましたね。
ネルソン・ピケが乗るブラバムのウィングにPENTAXの文字が大きく映えていました。
今は昔だな。
Commented by MOTO44 at 2007-04-23 10:24 x
どうも。FCを持っいるので、肩を持つ訳では有りませが、
プアマンズと言われてたのは、もう昔の事となっていますよ。
世界最速時も、アリゾナの区分で、5000〜6000ccに入ってました。加速感や燃費でいったら、確かに、5000ccクラスと同じですよねー。
アメリカで、ローターリーエンジンの事を、ミステリアスマジックとも呼ばれていました。

写真にひと言:お客さん、二つで十分ですよ。勘弁してくださいよー。
Commented by coolys1 at 2007-04-24 00:17
MOTO44さん、初めまして(じゃないですよね 笑)
私のロータリーの洗礼は、18の時。友人がファミリアロータリーを買って
来たときでした。  吹け上がりの速さにビックリ。あのころはバイクでも
あんな感覚は無かったです。

FCといえば、CMでブレードランナーのエンディングテーマを使ってましたね。雰囲気にあってとっても格好よかったです。 FCには3日ほど
レンタカーとしてお世話になった記憶があります。 但し、ATだったせいもあって燃費が悪かった。  


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